・財務R4:仕訳入力の摘要欄で矢印キーを押したとき、カーソルが移動せずに数字が入力される
・財務R4:仕訳入力でEnterキーを2回押さないと次の項目へ進まない 等
・給与R4:従業員情報 従業員名入力時 従業員名カナにスペース(空白)が自動で反映されない
・減価償却R4:入力中に減価償却R4がフリーズする
Windows 10とMicrosoft IME の組み合わせによる障害が起因となり、現在R4アプリケーションで下記の現象が確認されています。
□財務R4の発生事例
①仕訳入力の摘要欄で矢印キーを押したとき、カーソルが移動せずに数字が入力される
[↑]は「8」、[↓]は「2」、[←]は「4」、[→]は「6」が入力されてしまう。
IMEが「かな入力」のときに発生します。「ローマ字入力」のときは発生しません。
※①の問題は、Windows 10のバージョンが「20H2」で、Microsoftから提供された「KB4592438」のアップデートが適用されている場合に発生します。
②仕訳入力でEnterキーを2回押さないと次の項目へ進まない 等
・Enterキーを2回押さないと次の項目へ進まない
・日付欄で日本語入力がオンになってしまう
・摘要欄で日本語入力がオフになってしまう
・摘要欄で日本語入力がオンのときに呼び出しコードでの呼び出しができない
※②の問題は、Microsoftから提供された「KB4565503」のアップデートの適用により解決します。
□給与R4の発生事例
①従業員情報 従業員名入力時 従業員名カナにスペース(空白)が自動で反映されない
従業員名の氏名の間にスペースを入力しても、従業員名カナに自動反映されずスペースがない状態で表示される。
□減価償却R4の発生事例
①入力中に減価償却R4がフリーズする
地方税電子申告用ファイル出力画面を開いた後、別画面で入力中に減価償却R4がフリーズしてしまう(地方税電子申告用ファイル出力は、減価償却R4の電子申告プログラムをセットアップしたときにメニューに表示される機能です)。
◆回避方法◆
恒久的な解決はMicrosoft社によるWindows 10のプログラム対応を待つことになりますが、以下の手順によりIMEの設定を変更して現象を回避することができます。
(前述のMicrosoftホームページにて公開されている、回避手順になります)
①デスクトップ画面の左下の「ここに入力して検索」欄に「日本語」と入力し「日本語 IME の設定」が選択された状態で「Enter」キーを押します。
(「日本語 IME の設定」が検索されない場合は、「IME」と入力してください)
②「Microsoft IME」の設定ウインドウが開きますので、「全般」を選択します。
③「全般」ウインドウが表示されますので、一番下までスクロールし、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」を「オン」にします。
④「IMEバージョンの変更」ウインドウが表示されるので、「OK」ボタンを押します。
⑤「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」が「オン」になっていることを確認します。