給与(賞与)明細画面が全て黄色で金額が入力できません。どうすればよいでしょうか。
システムの初期設定では、選択した「支払日」より前の「処理月」は給与(賞与)明細は照会モードで表示されます。 これは、現在処理中の処理月(支払日)より前の「処理月」の給与(賞与)明細は、処理済であるとみなし、データを再計算させないための機能です。
ポイント 💡
照会モードになると・・・
•処理月選択画面では、照会モードの「処理月」は青色で表示されます。
•[給与(賞与)明細/個別入力]は[給与(賞与)明細/個別照会]に変更されます。
給与明細/個別照会
■過去データの修正
誤って、未来月を選択してしまった場合など、過去月の給与(賞与)明細の金額入力や自動計算をしたい場合は [設定]タブ→[計算条件]で「過去データの修正」を「あり」に変更してください。全ての処理月で給与計算ができるようになります。
処理月選択画面は全ての月が黒色になります。
注意
「過去データの修正:なし」は処理済の給与データを再計算させないための機能です。
「あり」に変更して給与計算した後は、必ず「なし」に戻してください。
「過去データの修正:あり」のまま運用すると、過去月の給与(賞与)明細を誤って開いたことにより、実績値が変更されてしまう場合があります。
例えば、従業員情報は1年間で最新の状態を常に保持しています。社会保険の改定により保険料率が変更された場合や算定により 健康保険料が改定されている場合は、それ以前の明細を開くと、当時の控除額や支給された金額が変わってしまうため特に注意が必要です。
過去月の一部の勤怠や金額を修正したい場合は、[賃金台帳]で修正してください。
■給与・賞与データ確定
[年末調整]タブで[給与・賞与データ確定解除]が表示される場合は、全ての処理月が照会モードになっています。
[給与・賞与データ確定解除]をクリックして[給与・賞与データ確定]にすると、照会モードが解除されます。
注意
[給与・賞与データ確定]は年末調整計算時、処理済の全ての給与(賞与)明細を、再計算させないための機能です。
解除後に、12月の給与(賞与)明細を開くと、年末調整で変更した扶養親族の人数で所得税が再計算されてしまうため、注意が必要です。
なお、給与・賞与データ確定をすると、処理月選択画面の全ての月が青色で表示されます。
■給与(賞与)明細のロック
[給与(賞与)明細/個別入力]と表示されるのに、給与(賞与)明細 明細画面が全て黄色になる場合は、 給与(賞与)明細/個別入力画面で[ロック解除]をクリックしてください。給与(賞与)明細が自動計算されます。
注意
[ロック]は処理中の給与(賞与)明細を従業員別に確定する機能です。