前年版で繰越処理を行い、翌年用の案件データを作成します。
当年版の[旧バージョンデータ読込]で前年版の案件データを選択して、当年用の案件データを作成します。

<操作手順>
1.前年版を起動します。
業務メニュー[データ選択]タブで繰り越す贈与税案件にカーソルがある状態で[繰越]を選択します。
繰越処理画面が表示されます。内容を確認して[実行]をクリックします。
前年版を終了します。

2.当年版を起動します。
次のいずれかの手順で[旧バージョンデータ読込]を起動します。
・[データ選択]→[旧データ読込]ボタン
・ 業務メニュー[保守]タブ→[旧バージョンデータ読込]
・[ファイル]→[旧バージョンデータ読込]

3.前年版のデータ一覧が表示されます。
税目で「贈与税」を選択すると、贈与税案件だけを表示することができます。
読み込むデータを選択して[実行]をクリックします。
「旧バージョンデータ読込実行結果」が表示されたら、内容を確認して閉じます。

4.業務メニュー[データ選択]タブで読み込んだ贈与税案件データを選択します。
・[案件基本情報変更]の[贈与税]タブで「贈与年月日」、「申告書提出年月日」などを修正入力します。
・評価する財産は[財産ランチャー]で入力して、贈与者を設定してから[種類別財産入力]に財産連動します。
・評価しない財産は、[種類別財産入力]に入力して、適用する特例や贈与者を設定します。

※上記の手順1.で繰越処理した前年版の案件データが不要な場合は、前年版を起動して削除します。

■POINT■
前年版の[データ選択]→[繰越]で繰越処理では、バージョンによって繰越出来る財産が異なります。

・~Ver.18.1 →財産は繰越できません。
・Ver.18.2~ →「現金預貯金等」と「有価証券」の財産データは繰り越すことができます。
・Ver.21.2~ →全ての財産を繰越できます。