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税務会計ソフトFAQ

会社データの作成方法が複数ありますが、それぞれの違いを教えてください。

会社データの作成方法が複数ありますが、それぞれの違いを教えてください。

財務R4での会社データ作成には4つの方法があります。

①会社新規作成

会社データを新規に作成します。
この作成方法では、共通基本情報も新規に作成するか、既に登録済みの共通基本情報を利用するか選択して作成します。
作成時に選択した法人/個人の区分、業種に合わせてシステム標準の科目体系で会社データが作成されます。
※既に登録済みの共通基本情報を選択した場合も、システム標準の科目体系で会社データが作成されます。お客様が変更された科目体系の情報は共通基本情報には含まれていません。

共通基本情報とは?
共通基本情報とは、R4シリーズのアプリケーション全体で共有する会社(個人)データの共有情報です。
例えば住所等に変更があった場合、共通基本情報を変更するだけで、関連付けられている会社データにその変更を反映することができます。
そのため、同じ変更を各アプリケーションのデータに対して行う手間の軽減や変更し忘れ等を防ぐことができます。 

②処理会社から作成

会社データ選択画面で選択している会社データ(処理会社)を元にして、新しい会社を作成します。
新しい会社には、元にした会社のマスター情報がコピーされますが、仕訳や残高はコピーされません。
この作成方法では、共通基本情報も新規に作成するか、既に登録済みの共通基本情報を利用するか選択して作成します。

 💡MEMO
会社基本情報や勘定科目などが同じ設定の会社を作成するときに使うと便利です。
例えば、支店の会社データを作成する際、この機能を使うと本店の会社データを元にして、支店の会社データを簡単に作成できます。
(Weplat スキャンサービスまたはWeplat 金融機関データ連携を利用している会社を元にした場合、会社基本情報で設定した顧問先や口座の設定がクリアされます。)

③会社複写(繰越不可)

登録済みの会社データの仕訳や残高などを複製して、会社データを作成できます。
会社コード/会社名/事業年度が同じデータが作成されて、会社選択画面で「複」マークが表示されます。

 💡 MEMO
会社複写で作成したデータは、繰越処理ができません。
同じ会社について試算用に使ったり、シミュレーションして確認したい場合などに利用します。
(Weplat スキャンサービスまたはWeplat 金融機関データ連携を利用している会社を元にした場合、会社基本情報で設定した顧問先や口座の設定がクリアされます。)

④会社コピー

登録済みの会社データの仕訳や残高などを複製して、会社データを作成できます。
会社コード/会社名が異なる会社データを作成します。
この作成方法では、共通基本情報も新規に作成するか、既に登録済みの共通基本情報を利用するか選択して作成します。

 💡 MEMO
会社コピーで作成したデータは、繰越処理できます。
会社選択画面で「複」マークは表示されません。
(Weplat スキャンサービスまたはWeplat 金融機関データ連携を利用している会社を元にした場合、会社基本情報で設定した顧問先や口座の設定がクリアされます。)

ポイント 💡 

「会社複写」と「会社コピー」の違い

「会社複写」と「会社コピー」は、どちらも仕訳や残高などを複製して会社データを作成しますが、「会社複写」で作成したデータは繰越処理ができません。
「会社複写」は、シミュレーションの確認などにお使いください。

マスターの複写
仕訳/残高の複写
 繰越処理 
「複」マーク表示
 処理会社から作成
     ○ *1
 ○
会社複写
 ○
会社コピー
 ○

*1 マスター(帳簿/補助科目/摘要/部門/辞書マスター等)の複写の仕方の選択をします。